2020年07月07日

革の造形1

%E9%9D%A9%E3%81%AE%E9%80%A0%E5%BD%A2%EF%BC%91.jpg
なぜ今、革の造形の講座をやろうと思ったのか。
今まで革に出会って、45年近く革に携わってきました。最初はレザークラフトで、革の表面に模様をカービングして、染色して、財布を作りました。自分の好きな絵や模様を付けたり、色を付けるのが面白くてのめりこんでいきました。又財布やバッグなどの実用的なものを作ることで、人々に喜んでもらえるし、お金にもなるし続けていくにはもってこいでした。
レザークラフトは戦後米軍の兵士によってもたらされました。アメリカの唐草模様をカービングするところから始まっています。
革に模様をカービングするにはタンニン鞣しという鞣し方で鞣された革でないと模様が付けられません。
動物の皮を剝がして、人間が使えるように加工したものが革です.
ミモザやチェストナット、ケプラチョなどの樹皮から抽出された粉末状のものを水に溶かして漬けたものがタンニン鞣しという革で、渋鞣し革、ヌメ革と呼ばれています。
いろいろなものを作るのが好きだった私にとっては、革はもってこいの素材でした。
絵は描けるし、模様のデザインはできるし、工芸作品は作れるし、こんな素晴らしい素材はないと思いました。
しかし工芸作品を作っていくと、実用的なものと非実用的なものにぶつかっていきます。伝統工芸と現代工芸です。自分の作りたいものと、人に頼まれて作るもの。そのギャップです。
お金になるものとお金にならないもの。きっちりとした工芸作品。なかなか遊びの難しい工芸としての革作品。
一通り革をやってきて、革もこれまでかな、もうやることはないのかなと思いました。でもまだ何かできることがあるんじゃないかなと考えました。
それは、革の立体彫刻的なものに挑戦してみよう、遊んでみようという思いでした。
今までにやったことのないもの、何か面白い形を革で表現してみる、まだだれもやったことのない分野。自分の意識を表現することが出来、自分の思想や、哲学を押し込めることができる革立体作品。
造形の中でも革でやってる人は少ないしほとんどいないと思います。こんな素晴らしい素材はないと思います。ピカソもミロも最後は立体彫刻作品を楽しみ、遊んでいます。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(横浜市中区|革小物|レザーウォレット|オーダーメイド|レザークラフト教室|革工房モロア:ブログ にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form